拡張ルール：Blur of the Milky Eye （かすみ目のぼやけ）

Blur of the Milky Eye（かすみ目のぼやけ、ラガバッシュ１レベルギフト）で姿を隠したラガバッシュを表現する良い方法を考えつこうと試みたことがありますか？　私はこんな方法を思いつきました。

1. ラガバッシュを見ようと試みる生物（以下「対象」）は、知覚力(Perception) ＋〈警戒(Alertness)〉で難易度６の判定を行う。もちろんラガバッシュがギフト発動時に行ったロールの成功数はペナルティーとして難易度に加算される。余談だが、ラガバッシュはホミッド形態で〈かすみ目のぼやけ〉を発動させてから他の形態に変身することをお勧めする（ホミッド以外の形態では交渉力(Manipulation)にマイナス修正がかかるので、ダイスプールが減ってしまうから）。
2. 対象は修正後の難易度で判定を行い、成功数と下の表を照らし合わせる。もしその難易度が10を超えたら、先に ３）を参照してから下表を見ること。
   

   成功数	効果
   大失敗 (Botch)	ラガバッシュがラッパを吹きつつ鼓笛隊を引きつれて通っても、対象は気づきもしないだろう。
   失　敗	対象はラガバッシュがどこか近くにいるという気配すら感じない。もしラガバッシュが物音を立てたら、対象はもういちど判定を有利な修正つきで試みてよい。
   １個成功	対象は自分がいる部屋／場所に「気配」を感じる。目には見えないが、確かに何かがいると感じる。「気配」を攻撃する場合、見えない目標を攻撃することによる修正が課される。
   ２個成功	対象は自分がいる部屋／場所に何かがいると確信する。ラガバッシュはちらちら光る不定形のもやとして知覚される。これを攻撃する場合のペナルティーは、見えない目標を攻撃する時の半分である。もしラガバッシュがクリノス形態なら、対象はデリリウム効果を受け、幽霊かなにかを見たと思いこむだろう。
   ３個成功	対象にはラガバッシュの姿がおぼろげに見える。細かい所は判らないが、ホミッド形態なら「人間」、ルーパス形態なら「動物」、クリノス形態なら「怪物」と形容するだろう。もしラガバッシュがクリノス形態なら、対象はデリリウム効果を受け、幽霊かなにかを見たと思いこむ。
   ４個成功	対象はラガバッシュの姿をかなりはっきりと知覚する。色あせた写真のような、幻影じみた姿に見える。もしラガバッシュがクリノス形態なら、対象はデリリウム効果を受け、影のような「怪物」かなにかを見たと思いこむ。
   ５個以上成功	対象は〈かすみ目のぼやけ〉を完全に見破る。デリリウムは通常どおりの効果をもたらす。

3. 対象がラガバッシュを感知する判定の難易度が、修正の結果11以上になった場合。判定そのものは難易度10で行うが、成功数が（修正後の難易度−10）÷２個さしひかれる（端数切り捨て）。難易度12なら成功数−１、14なら−２……という具合である。
   
   Mage Revised Updateを参照のこと。

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